パソコンのデーターバックアップの方法について悩んでいる方へ
お勧めのバックアップシステムを提案します
お勧めのデーターバックアップ方法
はじめに。
このホームページを作っているのは、日頃から仕事でデーター救出を行っている現役エンジニアが思った事を書きながら、データーバックアップの重要性と方法をお伝えできればと思います。

下田商会 代表エンジニア 下田リョウ

〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤5608番地 電話番号0466-48-2386 メールアドレス info@ryoya.net
下田商会ホームページ http://www.ryoya.net/

パソコンは電子部品の塊です
サーバーマシン・ワークステーション・パソコン・値段の違いがあるにせよ基本的にマシン構成は同じです。

大きく分けて何が違うのかと云うと、中に組み込まれているマザーボードに実装されている電子部品の耐久性や耐圧性・耐熱性の違いと、それらに給電する電源の性能や冗長化(2台以上の電源で片方が壊れてももう1台で動作する仕組み) それに加えて内蔵されているハードディスクの耐久性・アクセス速度の違いです。

さらにハードディスクのRAIDアレイを組むことでデータ保護の冗長化が図れます。 ところがRAIDにも種類があり、データの冗長化はRAID1/RAID5/RAID6などで、それ以外の構成では非常時のデータ復旧の可能性が著しく低下するのです。 実際にマシンを運用しているSE技術者の方でも良く理解されていない事も多く、
保守契約されていてもデータについては保障対応不可というケースが殆どです。

それを踏まえて
自主防衛の為にバックアップシステムの構築を強くお勧めするのです。

外付けハードディスクも故障のリスクが大きいのです。
バックアップの勘違い?

一番多いのは外付けハードデイスクにデータをコピーしたので、安心して自分のパソコンに保存されているデータは消しているユーザー様が多くいらっしゃいます。外付けハードデイスクの平均寿命は約2年程度です。しかも衝撃に弱いために倒したり落としたりすると破損しやすいのです。

実際に
データ救出を仕事としている私の処に持ち込まれる電子機器では、外付けハードディスクがダントツに多いのです。

データーの
バックアップは複数のハードディスクや別の記録媒体(CDR/DVDR/USBメモリー等)に複数の複製(冗長化を作ることがデータ損失のリスクを減らす第1歩なのです。

UPS(無停電電源装置)導入のすすめ
コンピュータ故障・ハードデイスク故障の原因は?

一番多いのは突然の電源切れ・強制的なシャットダウン、いわゆる停電やブレーカーが落ちる行為、ビルや建物のメンテナンスで停電する場合にサーバーマシンなどを事前に電源を落としていないケースです。2番目はパソコン・ハードディスク・マシンなどの落下や転倒による物なのです。

落下・転倒については対策することが困難ですが、
停電やブレーカー落ちの対策ならばUPS(無停電電源装置)
の導入でかなりのリスク低減が可能なのです。

良くある中小企業様のネットワークシステム
さて、ここまで故障のリスクと原因を書いてきましたが、実際にバックアップをどういった形で取るかはユーザー様のシステムや使用頻度によって変わってくるので、ここでは一番多いと思われる中小企業の社内ネットワークを例に考えていきましょう。

街中で良く見る会社様のシステムだとクライアントPC(デスクトップPCやノートPC)が5台から20台といった小規模ネットワークにファイルサーバPCやNAS(ネットワーク接続HDD)などの構成にコピー機がプリンターと兼用になっているケースが一番多いようです。

最近はインターネット接続されていないシステムが殆ど無いので、基本はLANネットワークです。


データーバックアップシステム
ここからが本題です。データー救出のプロが提案するのは前項でも書いていますが、
データバックアップの冗長化なのです。 複数のハードディスクシステムに定期的にデータの複製を作り続ける事が一番大切です。 その複製データを置くハードディスクは可能であれば別の場所、別の電源回路であれば尚、理想的です。

そして電源確保の際にはUPS(無停電電源装置)も必ず設置してください。理由は故障の原因No1が停電なのですから。

複数のハードディスクシステムと書きましたが、業務データのバックアップを置いて使用頻度の高いハードディスクはRAID5/RAID6で構成されているサーバーPCかTeraStationなどに挙げられるネットワーク接続ハードディスクの業務用モデルをお勧めします。

1次バックアップ データーバックアップシステム
1次バックアップ先について
補足:ネットワーク接続ハードディスクの信頼性について。

TeraStationなどのRAID5/RAID6で動作しているハードディスクは信頼性が高いのですが、残念ながらデータ救出依頼が多い事も事実です。

でも故障の原因の9割以上が不意な電源喪失による緊急停止なのです。
逆にいえば安定した電源確保が出来れば故障は少ないという事になります。

以上の事から、1次バックアップ先としては十分に目的を果たせる実力があります。
2次バックアップ データーバックアップシステム
2次バックアップ先について

1次バックアップのハードディスクに不測の事態があった時の保険的な要素が強い2次バックアップ先ですが、コスト的な制約がある場合にはシングルのハードディスクで十分だと考えています。

要点は何時のタイミングで1次バックアップ先から、2次バックアップ先であるシングルハードディスクにデータの複製を取るかなのです。

これはユーザー様の使用頻度に寄りますが、個人的には週に1回程度で差分データのバックアップが現実的です。 一番多い設定例では定休日前日の夜などです。

バックアップの自動設定について。

これも良くあるお問い合わせの一つですが、毎週手動でバックアップを行うのが厳しいというユーザー様が一般的なので、私のお勧めはクライアントパソコンの1台に自動バックアップのソフトをインストール&設定をさせていただいて、週に1日だけ電源を落とさない日を決めて頂き、その指定日の業務終了後の時間にバックアップが動作するようにトリガー設定をプログラミングさせていただいています。
これにより毎週安定したバックアップの保険をかける事が可能となります。

リスク回避その1 安定した電源確保

リスク回避その2 RAID5/RAID6のシステムを取り入れたハードディスクの冗長化

リスク回避その3 RAIDシステムから週1回バックアップを行う、別ハードデイスクの存在

この3点がポイントとなります。

※1実際にこのシステム導入をして頂いたユーザー様ではデータ損失のリスクが殆ど無くなっています。

※2コスト的には、総額で20万円程度で導入が可能です。


 

導入のご相談については以下の連絡先からお問い合わせ可能です。

下田商会 代表エンジニア 下田リョウ

〒252-0816 神奈川県藤沢市遠藤5608番地 電話番号0466-48-2386 メールアドレス info@ryoya.net