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            復旧業者を信用してデータ復旧を任せられますか?
             
            HDDデータ救出のお話 その1 
            情報提供 : Ontrack DataRecovery 
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            過去のお話ですが某有名PC誌にデータ復旧サービスの技術情報が紹介されていましたのですが、その中にこんな事が書かれていました。 
             
            「専門業者はHDDを分解し、プラッタ-を取り出し専用の読み取り機にかけてデータを吸い出す。」 
             
            皆さんはこれをどう思いますか? 
            すごいと思うでしょう! 私もそう思います! 
             
            サルベージ業界の大手と呼ばれる会社でも、これだけは出来ません。 
             
            現在のHDDを(設計者のレベルで)熟知している方なら、「出切る訳ないでしょ!」と言うでしょう。 
            嘘を言ってはいけません! 
             
            嘘を言うデータ復旧業者を信用して大切なデータの復旧を任せられますか? 
             
            ※以下に専門的なことを書きますので、興味のある方はご一読ください。 
             
            【ファームウェアが大切】 
            現在のHDDは高速化・コストダウンのために、メーカ機種毎に色々な手法を使っています。それをコントロールしているのが、基板上にあるコントロールIC上に書き込まれているファームウェアと言うもの。 
             
            【トラックとセクタの数の決まり(ファームウェア)は無限】 
            HDDではディスクの内周と外周の物理的な長さが違うために、外周の1トラックに存在するセクタの数と内周のセクタ数とを変えています。また、単に内周・外周だけではなく、全体を複数のゾーンと呼ばれる範囲を設定しセクタ数を変えています。 何年か前のHDDでは、このトラックとセクタ数の関係は機種によって決まっていたのですが、最近のものはこれが機種によって決まっているのではなく、使われているプラッターとヘッドの特性により決定されており、製造時にその時使われる部品の特性により決めています。ですから、基板交換の場合でも、少なくともファームウェアが同一でないとデータとしての読み出しが出来ません。 また、ファームウェアが異なる基板と交換した場合、メーカ・機種によってはプラッター上のデータを損傷してしまう場合もあります。 
             
            ファームウェアはドライブメーカ・機種によって無限と言っていいほどの種類が存在します。 
            何しろHDDメーカでは、月産100万台以上の生産をしているのですから! 
            2004年のHDD生産台数は3億台を越えた! 
             
            【セクタIDが省略されている】 
            更に、仮に各セクターのデータが読み出せたとしても、過去は各セクタにセクタIDと呼ぶ論理番号が書き込まれていたのですが、大容量化のために現在はセクタIDも限られた一部を残し既にありません。 
             
            【セクタの順番に決まりは無い】 
            また、トラック上のセクタの配置ですが、読み出し速度を上げるために、セクタの順番もメーカ・機種によりばらばらで、物理的な順番に従って決まっている訳ではありません。 
            プラッタが一枚で、ヘッドが1個のHDDでも、15ヘッドとか16ヘッドの設定になっているのこの理由によります。 これも基板上のファームウェアでコントロールされています。ですから、プラッターを取り出して、専用の読み取り機に掛けて出てきた信号を読み取っても、元のファームウェアの内容が全て解析されていないとデータをファイルとして構成することは出来ないのです。 
             
            【ファイルは物理的に連続して書かれていない】 
            1枚のプラッターなら、この手法でもまだデータ復旧の可能性がありますが、複数のプラッターを使用しているHDDの場合はどうでしょう、データーの書き込みは書き込み速度を上げるため、全てのプラッターの外周から使いはじめ徐々に内周に書き進んで行きます。 
             
            ファイルは1枚目のプラッターの表面のセクタ→裏面のセクタ→2枚目の表面のセクタ→2枚目の裏面のセクタ、の様に順番に書き進みます。(RAIDシステムのストライピングと同じ考え方です)ですから1枚(面)のプラッターのデータだけ読み出してもファイルにならないのです。 
             
            更に既に書いたように、セクタIDは一部を除き存在しませんから、全てのプラッターの回転方向の位置関係が一致した状態で、連続してデータを読み出さない限り繋ぎ合わせる手掛かりが無いので、データの繋がり方(セクタの順番)が崩れてしまい、ファイルの再構成は出来ません。 
             
            【プラッターは外したら致命的】 
            プラッターは組み立てられた状態から簡単な判断で分解してはならないのです。 
            一度分解したら、データ復旧はほぼ不可能になります。 
            毎分4500(2.5")~15000回転(3.5"SCSI)のプラッターを振動しないように精度良く組み立てられますか? 
            (ゆっくり回したら、ヘッド出力が落ちデータが読み取れません。) 
            (Ontrackでは場合によっては、熟練した技術者が分解・再組み立てを行うこともありますが、他に方法がない最悪の場合にのみ、リスクを承知で実施します) 
             
            再組み立ては、それぞれのプラッターの取り付け位置(中心位置・回転方向角度)がミクロンの精度で元の位置と全く同一の状態にする必要があります。 
             
            【データ復旧は匠の世界】 
            データ復旧は、「元のドライブをできるだけ元の状態で使い、いかにデータを読み出すか。」が勝負の匠の世界です。 ですから、一度知識のない・技術を持たない業者の取り扱ったドライブは損傷が進んでいて復旧率が激減するのです。 
             
            私達は主張します。 
            いい加減な知識しかないデータ復旧業者に大切なデータの復旧を任せられますか? 
             
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